あなたの身近な人には、あまりいなくても「親と縁を切りたい」と思っている人は想像以上にいます。家族の悩みはなかなか友人などには言いにくいものです。
昔から親と合わず離れたくても、家族なんだから離れられない…一生この関係は続くの?
安心してください。もう悩まなくて大丈夫。
あなたが思っているより「親と絶縁する」のは簡単なことです。ただ、絶縁の不安や気持ちの整理は簡単ではありませんが、「縁を切る正しい方法」を知ってるのと知らないのでは気持ちの面で大きく違ってきます。
でも!決して「絶縁」をおすすめしているワケではありません。ただ「方法」を知ってもらうことで、いつでも絶縁できるんだ!と思えば、あなたの気持ちも少し楽になれます。
今、親との関係で悩んでいる人の気持ちが少しでも軽くなればと思い書いています。
うちの親は縁を切らしてくれないと思う
離れても探してくるから無理…
もう毒親との関係を切りたい…
あなたもできる「親と絶縁するためのシンプルな5つの方法」をご紹介します。
親と法律的に絶縁する
結論からいいますと「法律的に親と絶縁する方法」はありません。でも、だからと言って一生親との関係を続けなくちゃいけないというワケではないので安心してください。
あなたの人生はあなたのためにあります。毒親に一生振り回されずに、自分の人生を生きて幸せになれます。
「法律的」には絶縁できませんが、親子の関係を終わらせて別々の人生を歩むことはできます。絶縁後の不安などもたくさんありますが、まずは諦めないで「行動」しましょう。
確実に「縁を切れる」ように、でもシンプルに「縁を切る方法」を説明していきますね。
親と絶縁する前の準備
まずは準備です。毒親から離れるには「連絡が取れない状態にする」ことが大切です。
よくあるパターンでは…
会社に連絡して住所・番号がバレた
引っ越し先を調べて訪ねてきた
など、普通では考えられないことをするのが「毒親」です。ここまでしないだろうと甘くみないで、徹底的に「縁を切る準備」をしておくのが大切です。
親へ「失踪宣言」を渡す
親へ「失踪宣言」書きます。えー?また何か文句言ってきそうでイヤだな。。と思ったかもしれませんが、自分を守るためです。
なぜ必要なのかと言うと「行方不明の捜索願」を警察に出されるのを防ぐためです。
突然、連絡が取れなくなると焦って警察に行くかもしれません。「捜索願い」を出されても、もう大人なので警察が真剣に探すってことはありませんが、面倒なことになりたくないので、一応書きましょう。
「失踪宣言の申請書」に必ず書く内容
事件性はないこと
死ぬつもりはないこと
いつか帰る意思があること
日付と名前
わかりやすいように手紙の例を書きますね。
「失踪宣言の申請書」例
事件などではないので、捜索願など出さないでください。
死ぬつもりもありません。
気持ちが落ち着いたら、いつか必ず帰ります。
探さないでください。
令和◯年◯月◯日 名前(フルネーム)
書く紙はメモ帳でもなんでもOKです。直接渡さなくても、家に置き手紙として置いておきましょう。
できるだけ遠くに引っ越す
可能なら遠くに引っ越すことをおすすめします。会社や家族(結婚している場合など)の事情で場所は決めれない場合もあるので絶対ではないですが
親との絶縁には「バッタリ会う」なども避けたいので生活圏内は避けたいですね。
思い切って県外などに移動できればベストです。偶然会うなどもないし、共通の知り合いなどと会う確率もグッとさがります。
でもあまり無理して遠くに引っ越しなどはしなくても大丈夫です。「住所を知られない」ことが重要になってきます。
親が連絡できる友人・会社に説明
自分は絶対に住所や電話番号を親に連絡しないから大丈夫と思っても、意外なところからバレて連絡がくるパターンが多いです。
毒親の探偵なみの行動…
・会社へ「急用なので連絡先を教えて」と言って聞き出す
など。そこまでする?と言うことをするのが毒親ですから油断してはダメです。
友人などに聞き出す時にも「いい親」を演じて「心配してる」「大変なことになってる」など言い、同情させて教えてもらうことが多いです。
まず、連絡の行きそうな友人や会社へ、軽くでいいので事情を話して、連絡先を絶対に言わないようにお願いしましょう。
会社へ電話してきた時は番号は教えず、こちらからかけ直すように伝えてもらいます。だいたいのパターンで一度か二度、無理だったら親も会社への連絡は諦めます。
念のため、すごく仲のいい友人以外には落ち着くまでは住所は知らせずにいた方が安心です。どこからバレるかわからないので細心の注意を払っておきましょう。
親と絶縁した、その後にすること
親へ「失踪宣言」も書き、引っ越しも終わり、友人などへも親と絶縁することをお知らせすれば、もうほとんど「親と絶縁」できています。いよいよ自分のために自分の人生を歩いて幸せをつかみしょう。
絶縁を確実なものにするために「あと2つ」だけ大切なことをやっておきましょう。
戸籍・住民票に閲覧制限をかける
引っ越しが終わったら、住民票と戸籍を親に見られないようにするために「閲覧制限」をかけておきましょう。やり方は簡単なので心配いりません。
やり方を説明しますね。
事情を話し調書を書いてもらう。
近くの市役所へ持っていく。終わり^^
警察署に行くのは、なんだか緊張しますが、簡単だし必要なことなのでしておきましょう。閲覧制限をかけておかないと親は簡単に住民票・戸籍は見れます。
携帯電話の番号メルアドを変える
携帯電話の番号やメールアドレス・ラインIDの変更などをする。絶対連絡を取りたくないのであれば、番号の変更もします。
でも、携帯番号の変更は必ず必要かは人それぞれになります。もう会うつもりもないし、電話にも出るつもりもないけど電話番号だけは一応、変えないでおきたいと思えば、それもOKです。
なぜ電話番号だけ「人それぞれ」なのかを説明します。
私が色々な毒親のパターンを見てきた中で「プライドの高い親」「依存してる親」「威圧的な親」など、一言に毒親と言ってもたくさんのパターンが存在します。
そして、子ども自身の気持ちにも100通り以上のパターンがあります。
お互い何があっても知らなくていい
関係は切るけど、本当の緊急の用事は気になる
死に目に会わないのはどうなの
など本当に様々です。なので電話番号を変えることについては、よく考えて、あなたが決めたことが正解なんです。
ただひとつ言えることは番号を変えて知らせなくても、いつでも知らせることはできるし、こちらは知っているので連絡が取れないと言うことはありません。
気持ちの依存をなくすためにも携帯番号を変え、一度、完全に「縁を切る」のもひとつの方法です。
親と絶縁した後の不安
「親と絶縁する方法」は書いてきたようにむずかしいことではないですが、やっぱり法律的に親子関係は続くので「その後の不安」は残りますよね。
縁を切った人に残る「その後の不安」はこのようなものになります。
借金の相続が来たらどうする?
結局「親」だから扶養のは当たり前?
介護が必要になったらしなくちゃダメ?
などなど、絶縁後も不安は残ります。
結論から言うと「あなたには関係ない」です。でも知っておいた方がいいので簡単に説明していきますね。
もしもの時はお葬式はどうする?
亡くなった後のお葬式や遺品整理などはしなくちゃいけないの?と気になりますね。
法律上では「親族がお葬式を行う」というようなものはなく、拒否をすればお葬式を行う義務はありませんが、遺品整理はしなくていけない可能性もあります。「遺品」は「財産」になるので、行政から連絡がくることもあります。
しかし、次で説明している「相続放棄」をすればOKです。手続きは簡単なので心配いりません^^
借金の相続が来たらどうする?
借金を残して亡くなる場合もあります。「借金は私が返すの?」って不安になりますよね。
大丈夫です。相続の連絡が来たら3ヶ月以内に「相続放棄」しましょう。手続きは簡単です。
家庭裁判所に行って「相続放棄申述書」を提出するだけです。
借金が残ったとしても焦らず行動しましょう^^
結局「親」だから扶養は当たり前?
親の扶養のことであなたに連絡が来る場合に多いのが「生活保護」を親が受けるようになり「扶養照会された」時です。
役所(福祉事務局)から連絡が来て「仕送りできませんか」「扶養の義務があります」的なことを言われます。できれば家族で扶養してもらいたいからですね。
色々と「義務」とか言って来るのでビビりますが、ハッキリ断って大丈夫です。
福祉事務局には「絶縁状態であること」「援助したくない理由」などを言って理解してもらいましょう。
「義務」はありますが「強制」ではありません。
介護が必要になったらしなくちゃダメ?
年をとった場合の介護のことも心配ですね。この問題も先ほどの「扶養の義務」と同じなのでハッキリ断りましょう。
自分の人生を犠牲にしないでください。あなたはあなたの幸せにしたい人を大切にして、大切にしてもらいましょう。一番は「自分を幸せにしてあげましょう」
親と絶縁するためのシンプルな5つの方法まとめ
毒親に育てられた人は「心の優しい」方がとても多いです。小さい頃から、ずっと我慢してがんばって生きてきたんですから、これからは「自分のための人生」を生きて「自分を幸せに」してあげましょう。
ここには書かれていない不安や心配もまだまだたくさんありますが、まずは勇気をもって一歩!
読んでくれてありがとうございました。これからも役にたてるような記事を書いていきますのでチェックしてみてください^^
コメント
ツイッターでお世話になってます。
世間ではあまり認知されてないかもしれませんが、こう言った問題は多いんでしょうね。
興味深い記事でした。
しまさんーー!!おひさです^^
ツイッター…(遠い目)忘れてました笑
コメントありがとう!むちゃ嬉しいです!
私のまわりでも親との関係で悩んでる方は多いので
少しでも役にたてる記事を書いていこうと思っています^^