こども絵画教室って役に立つの?
子供の習い事のメジャーどころと言えば、ピアノや英語、スイミング、そろばん、習字などどれも小学校で役に立ちそうなものが多いですね。
そんな中、絵画教室って「絵がうまくなる?」くらいのイメージしかなく、小学校などでもイマイチ役に立ちそうにないですよね^^;
「こども絵画造形教室」の先生を4年ほどしてみて感じた、メリットデメリットを記事にしてみました。
と気になっている方へおすすめの記事です。
絵はうまくなる?
結論から言うと「絵はうまくなりません」
うまくはなりませんが、うまく見える書き方(コツ)は教えてもらうので、うまくなった気はします。(特に親が)
というか、「うまく」なる必要はないと思います^^
大きな絵画教室になると「うちの生徒は毎年こども絵画コンクールでたくさん受賞しています!」みたいな事をよく広告などに掲載していますが
絵を見るとみんな似たような絵を描いています。
コンクールで受賞するには「こんな風に書いたらいい」というのを大人は知っているので、子供に指示(言い方悪いですかね?アドバイスですね^^;)して描けば、受賞しやすくなりますね。
もちろん審査員も大人ですから。
そういう意味では「絵がうまくなる」と言えますね^^
絵画造形教室のメリット
でも私はこどもに絵画教室へ通わせるメリットは「絵がうまくなる」ではないと思っています。
もちろんコンクールで受賞すれば子供に自信も付き、いいことですが、私はせっかくの子供にしかない感性で描いた絵を「こうした方がいい」と変更させるのは、勿体無いなと思っています。
コンクールで受賞しなくても、絵を描いたりモノづくりをしたりするのは、もっとたくさんのメリットがあります^^
こども造形教室で講師をしている私が感じた、「絵画教室のメリット」を3つにまとました。
自分の得意なことを見つける
絵をかくことが大好きで自分から通いたい!と来た子供は、やっぱり好きな事なので積極的に参加しますが
造形絵画教室へ親からイヤイヤ連れてこられた子は、正直したくありません。
絵画教室の選び方にもなりますが、「今日はコレをします!」と決まった課題しかしちゃダメな教室より、こどもが「描きたいもの」「つくりたいもの」を聞いてくれて、子供それぞれに合った課題を用意してくれる教室がいいですね^^
私の教室でも、イヤイヤ連れて来られた子ではなかったですが、絵を描くのがあまり好きではなくて、課題の絵もぐちゃぐちゃに塗って5分もすれば教室の外へ出てしまったり、ウロウロして他の遊びを始めてしまう子がいました。
少し時間はかかりましたが、好きなことを聞き出し、試行錯誤しながら、色んな課題を出していくうちに、ピタッとハマる課題が見つかりました。
その子は「刺繍で絵を描く(縫う)」でした。
絵画造形教室で刺繍?と思うかもしれませんが、ものづくりのひとつとして、幼稚園の子供も針に気をつけながら一生懸命に取り組めます♪
そのように、なかなか家や学校ではできないような「ものづくり」ができますので、自分の好きな事・得意な事を広い視野で見つけることがきることはメリットですね^^
自分を表現する
自分を表現する時は「おしゃべり」したり「表情を変える」など色々ありますが、自分の頭の中のイメージを絵や造形物で表現するのは、とても素晴らしい表現方法です。
特にこどもの頭の中は固定概念に振り回されない、(大人になったら無くなってしまうような)子供ならではの想像力でいっぱいです。
先ほども書いたように、だからこそ大人が「こうした方がいい」などは言わない方がいいと思っています。せっかくの想像力が減ってしまっては勿体無いですね。
言葉がまた達者ではない子供は「ものづくり」を通して、ちいさな自分の大きなイメージを表現できるのです。
いろいろな「ものづくり」が経験できる絵画造形教室は表現の幅が広がります^^
最後までやりとげる力
ひとつの作品を最後まで自分が納得いくまで制作していき、最後までやりとげると、ちいさな子も達成感で満足します。
途中で飽きてしまったり、失敗したと感じて続けたくなくなったりもしますが、同じ教室の一生懸命に制作している子に刺激を受けたり、先生に「自分はこういう風に作りたいんだけど」と相談しアドバイスをもらいながら
完成した喜びは何事にも変えがたいですね^^
子供のうちに「諦めずに最後までやる」ということを、無理矢理ではなくて楽しみながら経験できるのも絵画造形教室の良いところです。
まとめ
絵画造形教室だけではなく、子供の頃に様々な体験をすることは素晴らしいことですね。
これは子供だけでなく、大人になってからでも、どんどん新しいことにチャレンジして経験すれば、まだ自分が知らない自分を発見できるのでオススメです。
私も気付けば40代ですが、まだまだ新しい事にチャレンジしまーす^^
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